経営資源である「ヒト、モノ、カネ」、情報、企業を取り巻く環境全てを対象に、最善の経営手法を考察する学問のことを経営学と言います。
一般的には、組織論、財務・会計論、販売手法論、事業・国際戦略論などが扱われ、インターネットの普及している現在では、経営情報学や経営工学など幅広い分野にも学ぶべき範囲が広がっており、その範囲の広さから経営学を学ぶことはジャングルに迷い込むようなものだとも言われています。
そもそも経営学はアメリカで誕生してから、まだ100年程度しか経っていないのですが、今日においても、アメリカを中心として発展しており、現在のビジネスが世界を相手にするようになっていることから、アメリカの最先端の経営学を学ぶことのできるMBAが、若い人たちにも人気となってきています。
もともと経営学というのは、工場における作業の管理法にあり、20世紀初頭、F.W.テイラーが「工場管理」「科学的管理法の原理」を発表し、これが経営学の基礎となっています。
30年代になると、経営学は組織管理論へと発展し、ブルーカラーだけでなく、ホワイトカラーの中でもいかに職務を分担し、効率を上げるのかが大きなテーマとなっていきます。
そして60年代以降、戦略が主なテーマとなっていきます。
ですので、近年の孫氏の兵法などが人気の書籍となっていくのも無理のないことですよね。
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